12月から丘歩きが続いている。そうはいっても奈良の宇陀、京都の園部は丘の乗る平地の標高が高いので、山頂は600mくらいあった。今回歩いた姫路市内の標高はほぼゼロm、だからその南部の丘の標高は100mあるかないかだった。
どこを、どう歩いたのか。
JR姫路駅の2つ大阪寄り、御着(ごちゃく)駅で降り、その南、その名も南山(166.4m)に登った。そこから西へと下り、次の丘の小富士山(173m)と、その西の仁寿山(174.8m)を歩き、南に下りた。
次に目指したのは甲山(98m)と御旅山(139.6m)である。この丘からは白鷺城を含む姫路市内と瀬戸内海が手に取るように見える。丘ながら、なかなか良かった。
御旅山から南に降り、山陽電鉄の妻鹿(めが)駅から電車に乗り、姫路駅の1つ手前の手柄駅で降りた。時間が余ったので、ついでに駅の東側にある手柄山(49.2m)と、その北の冑山(36m)を訪ねるためである。
昔、姫路付近は瀬戸内海の続きであり、小さな島が点在していたのか。それが今は陸地となり、島が丘として取り残されたようである。そう言えば岡山も広島もよく似た地形である。残念ながら、まだ広島の丘を歩いたことはない。
以上が今回の目標だった。早い時間に終わってしまった。御着駅を出たのが8時5分、姫路駅前の百貨店で買い物をして姫路駅の改札に着いたのが13時50分だった。
計画した当初、京都へは新幹線を使わないと遅くなるかなと思っていたが、新快速で悠々と帰れた。そもそも姫路と京都の間は新幹線で1時間弱、新快速で1時間半程度である。本数の多さと切符を買う手間を考えると、新快速が便利である。ただし途中から混んでくるのだが。
写真、上は御旅山から見た姫路市内であ。白鷺城も見える。下は仁寿山から見た瀬戸内海の工場群である。手前の2つのコブが甲山(右)と御旅山、奥の背の低い島影が家島方面、さらに奥にほんのうっすらと小豆島らしい姿があった。
2024/01/18