川北英隆のブログ

某ネットS証券は悪友で

訳があり、ネット証券のSに口座を開いた。と、毎日メールが来る。それも「買い」を煽るものであり、ついでに投機的な取引にも誘ってくれる。「悪友的なメール」をガンガンくれる証券会社とは、嬉しいような、鬱陶しいような。
訳とは何か。確かS証券に口座を開くだけで、同じSグループ傘下のS銀行の普通預金に0.1%の利息が付くからである。S証券の口座とS銀行の口座を紐付けないといけなかったかもしれないが。
いずれにしても、すでにS銀行に口座を持っていたのと、S証券の口座開設がえらく簡単そうだったので、ちゃちゃっと0.1%コースに乗っかった。待機資金や予備資金をS銀行に預けている。送金も簡単だし、手数料が無料の枠もある。それに重要なことなのだが、S証券に口座を開くと、0.1%コースになると同時に、無料送金枠が増えた。
S証券に口座があるからといって、使う必要性はない。だから最初に書いたメールを瞬間的にゴミ箱に送り込む手間さえ厭わなければ、得した感じになる。注意しなければならないのは、0.1%が多分期間限定だろう思っておくことである。普通の銀行並みに戻った時には、他の銀行口座に送金すればいいだけだろう。
多分、現時点ではS銀行に預金が集まっているはず。Sグルーブとしては集まった預金でもって銀行業界内での地位の向上を図り、S銀行に注入された国の資金を返済したいのだろう。同時に、預金をS証券経由で証券投資に使ってもらい、グループ全体の利益を高めたいと考えているのだろう。
とはいえS銀行に集まった預金は足が早い。金利の条件が変われば逃げていく。Sグループとしてはその預金を、腐らないうちに上手く利用することが肝要ろうだ。「悪友的なメール」では、それがどこまで実現するのか不明だが。

2024/01/25


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