川北英隆のブログ

なんちゅう銀行やねん

今日、某メガ銀行のATMでお金を引き出そうとした。月明けは暇なはず。ATMが少なすぎてビルの外まで列をなすという、悪評高い某メガ銀行であっても空いているのでは思ったところ、予想外に列ができていた。何でか。
この某メガ銀行の京都支店は近くの大きな支店を吸収して一段と大きくなった。それなのに8台しかATMがない。ケチケチ大作戦である。しかも今日は、その8台のうち4台が調整中とかで稼働していなかった。「どんなボロを使ってるのや」と思いつつも、仕方ないので並んだ。
ようやく順番が来て通帳を入れたところ、「何としたことでしょう」、「この通帳は使用できません」と機械が冷たく画面表示する。「そんなアホな」と再度チャレンジしたが、結果は同じだった。
仕方ないのでATM横の電話で「どうなってるん」と聞こうしたところ、何回か呼び出し音がしてから姉ちゃんがじんわり出てきて、「今日はどんなご用で」と、のんびりと質問する。「アホかいな、おたくの出自は生き馬の目をも抜く関西違うんかいな」と思ってしまい、「面倒やからええわ」と電話を切った。「ご免なさい」とトップに並ばしてもらい、次の空いたATMで操作したところ、普通に処理できた。
ということは8台のATMのうち、まともに動くのはトホホの3台、天文学的なボロ度合いである。「こんなことでは世界に負けるわな」と感心して、次の某ネット銀行が運営するATMに行った。
と、その銀行のATMがロボットみたいな形に変わっていた。「ええ、ここでもトラブルのかな」と思いつつ操作したところ、スピード感が増していた。「さすが最新鋭の銀行」と、こちらにも感心した。どんな機能が付け加わったのかは時間がなかったので確認できていないのだが。
ボロのATMを徹底的に使うのはコスト意識が強いということで褒められるのかもしれない。しかし顧客である預金者からすれば大迷惑である。ましてやコロナやインフルエンザが流行している時期なのに、大勢の預金者を並ばせ、長時間狭い空間に閉じ込めるのは犯罪に近い。感染者が出れば未必の故意である。
この点、もう1つの銀行のATMの機能とは20年以上の差があるだろう。日本の失われた30年と言われる昨今、この某メガも20年を無為に過ごしたのか。というので、「なんちゅう銀行やねん」と叫んでおこう。「シミ友銀行や」と吉本的なギャグで切り返してくればスゴイけどね。
そうそう昔々、銀行の中ではこの某メガが一番好きだった。株も買って長く持っていた。それなのに、いつの間にボロ変身したのか。通帳の印字のインクさえケチる京都支店だけの問題なのか。疑問は尽きない。いずれにしても、今は大した銀行ではない。

2024/02/01


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