川北英隆のブログ

パタゴニアの植物-2

パタゴニアのアルゼンチン側は、山岳地帯を離れると基本は大草原である。「パンパ、肥沃な大地」と地理(チリではない)の時間に習った。今回のパタゴニア旅行ではパンパの穀物の栽培は見られず、牛や羊の姿があった。山岳地帯に入り、ようやく花が見られた。
山岳地帯では、昨日アップした南極ブナ中心の林と高山色部的な植生が目立つ。訪れたのが2月、南半球の夏の末だったから花は少なく、終わりかけていた。昨日アップしたフクシアは例外だった。
目立った植物と花をアップしておく。
1つ、キク科の花、Pereziaである。フエゴ島のエーデルワイスとも呼ばれるらしい。
2つ、現地ではNotroとの名があり、ヤマモガシ科の背の低い常緑樹である。ファイア・ブッシュとも呼ばれ、背の低いブッシュ(ヤブ)の中に咲く「火のように赤い花」が目立つ。
3つ、カラファテの実である。前にもアップしたが、写真を整理していると鮮明なのが出てきたので再度アップしておく。黄色い花が咲き、1月頃に実が付くとか。
4つ、ゴマノハグサ科のカルセオラリア(キンチャクソウ)である。現地ではTopaTopaとか「婦人のスリッパ」とか呼ばれる。園芸植物となっているらしい。
5つ、白く小さな花の咲くPatagonian christmas bushである。パタゴニア原産の常緑の低木とか。つまりこれでも木ということ。草かと思っていた。
6つ、Escallonia virgataらしい。園芸用に用いられるようで、グーグルで検索すると英語の説明がたくさん出てくる。南米の灌木、それ以外は不明。
7つ、Didde deeというツツジ科の植物とのこと。南米の高山もしくはそれに近い土地に生育するとか。イギリスとアルゼンチンの紛争地域、フォークランド諸島に目立ち、島の歌に登場するらしい。
8つ、ツツジ科のPrickly heathの花である。Didde deeと同じような赤い実を付けるが、葉の形が異なる。
その他、チリはサクランボの産地とか。黒っぽい実がなる。ランチボックスに入っていた。美味かった。日本のように希少品扱いでないところがいい。
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202403152Notro.jpg

20240315カラファテ.jpg

20240315TopaTopa.jpg

20240315Patagonian christmas bush.jpg

20240315Escallonia virgata.jpg

20240315Diddle dee.jpg

20240315Prickly heath.jpg

2024/03/15


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