川北英隆のブログ

パイネ散策

翌朝、パイネ郊外のホテルを出発し、日帰りでのパイネ散策に出かけた。残念ながら朝は低い雲が掛かっていた。まずは昨日のパイネの入口に向かい、そこから低い稜線伝いに付けられた車道をパイネ山群の南側へと走った。
バスが停車したのはパイネ山群の南にある湖、ノルデンスフェールス(Nordenskjöld)湖と、さらにその南にあるペオネ(Pehoe)湖の接点である。2つの湖には30m少しの標高差があり、その間をパイネ大滝(Salto Grande)が流れ落ちている。
大滝を見た後、北へとノルデンスフェールス湖の縁を歩き、パイネ山群の展望台まで行った。道はそこで行き止まりである。そこからパイネの主峰(Paine Grande)、パイネの角の主峰(Cuerno Principal)などの展望が得られるはずなのだが、ほとんど霧の中に隠れていた。湖畔の花もほぼ終わりだった。
バスの駐車場に戻り、次に向かったのはグレイ・ホテルである。ペオネ湖の西、グレイ(Grey)湖の南端に建てられたホテルである。そこで昼食をとって時間待ちをし、グレイ湖の氷河クルーズ船に乗った。
クルーズ船に乗るにはホテルからグレイ湖の岸を歩き、砂浜に出て小さな島まで歩く。グレイ湖は小さな氷河湖なので、氷河もフィッツ・ロイの翌日に見たアルヘンティーノ湖のものより規模が小さい。
一方、湖岸はハイキングコースになっていて、小屋もある。その小屋に泊まるため、下船する乗客もいた。しかもパイネ主峰の一角やパイネの角の一角も見えた。まあまあだったと思う。もしも次に来るのならグレイ湖の小屋も含めたパイネのハイキングだろう。
船から戻ると夕食の時間だった。昼食時と同じホテルで食べ、その後で郊外のホテルに戻った。当日の日帰り散策が終わったのは23時頃だった。
1つ目の写真はパイネ大滝である。水量が豊かなのがわかる。2つ目は霧の中のパイネの角、3つ目はグレイ湖の氷河である。4つ目はグレイ湖から見たパイネ主峰(最高点は霧の中のようだ)、5つ目は同じくパイネの角である(角の北峰が隠れているかもしれない)。パイネの角の手前に砂州が見え、クルーズ船に乗るために人が歩いている。
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20240309グレイ湖の氷河.jpg

20240309パイネ主峰を.jpg

20240309パイネの角を.jpg

2024/03/09


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