川北英隆のブログ

ビーグル海峡のクルーズ

今回の旅行の最後のイベントがビーグル海峡のクルーズだった。結果から書けば、風の王国、七色の天候のパタゴニアにふさわしく、少しだけ荒れてくれた。
観光船に乗るのは3時間くらいである。だから氷河クルーズと同程度の大きさの双胴船だった。2階に上がり、デッキに出られる。途中、1箇所だけ島に立ち寄り、上陸できる。ウミウやシーライオン(アシカ)が群がる岩礁にも近づく。別の場所にはペンギンが繁殖しているとのことだが、ウシュアイアの近くではないため、今回は行かなかった。
それだけのことなのだが、南米最南端に広がるビーグル海峡の中を船で進むという、かつての探検家達と同じような経験ができるのは楽しい。もちろん当時とは異なり、難破し、沈むリスクは万が一程度なのが残念なような、嬉しいような。
昼食の直前、海の風が強いので船が出るかどうか怪しいとの情報があった。それでも船は出たのだが、波が比較的静かだったのは、少し入江状になっているウシュアイアの港だけで、それを離れると波が高く、かなり揺れた。途中から小雨になり、ウミウやシーライオンを見るためにデッキに出ると濡れるほどだった。
島(Isla Bridges、ブリッジ島)の上陸が一番良かった。自然保護区になっていて、何種類かの鳥が見られた。チリとの国境のすぐ北側なので、チリ側の山々が近くに見えた。できれば国境を越えてチリ側の島(Isla Navarino、ナバリノ島)に渡り、もっと地球の南を体験したかったのだが、船はアルゼンチン国籍だから、ブリッジ島から引き返した。
写真、一番上はクルーズ船である。2つ目はブリッジ島からのウシュアイア方面で、小さくだが家並みが写っている。3つ目は岩礁にいるシーライオンのオス(手前)とメス(奥)である。4つ目は岩礁の灯台(右側)とウミウ、5つ目は飛び立ったウミウである。
20240309ビーグル海峡クルーズ船へ.jpg

20240309ブリッジ島からのウシュアイア.jpg

20240309シーライオン.jpg

20240309ウミウと灯台.jpg

20240309ウミウ.jpg

2024/03/09


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