川北英隆のブログ

パタゴニアの動物

パタゴニアというか南米の南部を旅行するのは初めてだった。だから見かけた動物も珍しかった。何が一番印象に残ったかと問われれば、グアナコと答えざるをえない。
グアナコはラクダの一種である。南米のアンデスにはリャマ、アルパカ、ビクーニャなどのラクダ科の動物がいる。その中でグアナコは大きめらしいものの、人間よりも少し小さく、なかなか可愛らしい。
かつてグアナコは肉や毛皮を目的に乱獲されたらしいが、今は保護されていて、たくさん見られる。狩猟の解禁日があり、その日ばかりは美味いグアナコの肉が食べられるらしいが。
もっとも今の最大の天敵はピューマではなく、やはり人間である。牛や羊の放牧地の境界を示すなどのため、鉄線を張った柵が設けられているのだが、子供のグアナコがそれを飛び越えられず引っかかってしまいかねない。それで死ぬものが多いようで、骨だけになったり皮が残ったりした死骸がバスの車窓からたくさん見られた。
次はフラミンゴである。野生のフラミンゴを見たのは多分初めてである。以前、アフリカのどこか(タンザニア?)に旅行したとき、「見られるかも」と訪れた岸辺にいなかった。それがパイネの公園の入口の手前にある湖、アマルガ湖(Laguna Amarga)で見られた。10羽くらいいたと思う。朝はもっと多いとか。
イルカもいた。マゼラン海峡ではペンギンもいるとかで、誰かが一瞬、「ペンギン」と叫んだので駆け寄ると、白黒のイルカだった。イロワケイルカもしくはパンダイルカとの名があるとか。フェリーから餌が投げ込まれるのを期待しているのか(期待してイルカ)、しばらく一緒に泳いでいた。
その他、センザンコウ、キツネ、アメリカレア(ダチョウの仲間)を見かけたが、いずれも逃げ足が速く、スマホでは簡単に撮影できなかった。
写真、上の2つはグアナコ、3つ目はフラミンゴ、4つ目はパンダイルカ、5つ目はセンザンコウである。
20240313グアナコ-1.jpg

20240313グアナコ-2.jpg

20240313フラミンゴ.jpg

20240313パンダイルカ.jpg

20240313センザンコウ.jpg

2024/03/13


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