表題、南米はパタゴニアのコンドルではない。日本での出来事だ。今年の冬、1月頃からだろうか、自宅の部屋の中を小さな虫が飛ぶようになった。1匹か2匹なのだが、目の前を飛ばれると鬱陶しい。最初は空中で迎撃しようとしたのだが、意外にはしかい。
なお、「はしかい」とは、すばしっこいことを意味し、反意語は「またい」である。夏のゴキブリははしかいが、寒くなるとまたくなり、退治しやすい。
話を戻すと、そのうち判明したのが、この目障りな虫の習性である。外の光が適当に入る窓ガラスに止まる。この事実を発見した後は上手に退治できるようになった。
しかし、1日1匹程度は飛ぶ。窓やドアの開け閉めの時、敵は小さいから容易に忍び込めるらしい。その飛翔姿を見つけると、「トンドルが飛んでいる」と警戒警報を出し、窓ガラスを注意するようになった。
実は今日も1匹だが退治した。宅配便で荷物が来たというので外に出ると、ドアの上をトンドルが飛んでいた。何という虫か調べるため、スマホで写真を撮った。
小さいので確信はないが、トゲハネバエの仲間のようで、一般的によく見られるチャバネトゲハネバエらしい。この連中は冬に、動物の糞、腐った植物、ゴミを食べて発生するらしい。近所にそれらしい発生源があるのか。それにしてもこんな冬のハエは初体験である。
写真は名前を調べるために撮ったトンドルである。
2024/04/07