川北英隆のブログ

妙見山を経て本黒田駅に戻る

白山からの下りを間違えた。山頂から直接下ってしまった。本当は登ってきた道を少し戻り、途中から北へ折れるようだ。途中で間違いに気づいたのだが、踏み跡がある上に、白山と次のピークとの鞍部まで距離がない。そのまま突き進んだ。岩場が滑りやすかった。
鞍部付近で本来のルートに戻った。鞍部から登り返す。すぐに白山の高さを抜き、緩やかな尾根道になる。ミツバツツジの花が残り、ツバキの花も落ちている。大きな常緑広葉樹やモミも目立つ一方、植林も混じる。落ち葉が多く、白山までのコースの明瞭さがなくなる。
程なく十字路と呼ばれる地点に出る。大きな地図が標識代わりにある。妙見山の周遊路と妙見山の北の峠への道が交わっている。その十字路を直進し、斜面を急登すれば妙見山である。途中、大きなヤマザクラがあった。花は散っていた。
斜面の急登が終わり、少し歩くと、広葉樹林の中に小さな社と三角点(621.7m、点名は谷川)があった。
地図を見ると少し東側に三角点峰よりも高いピークがある。そこまで歩いた。同じような広葉樹林の中だったが、北側が少し開け、明るかった。昼食にした。
三角点峰に戻り、十字路に下り、さらに北側の峠へと下った。
実は峠からの下り方を迷っていた。というのも、37年前に歩いた山南町谷川へのルートが魅力的だった。谷川駅は福知山線にあり、少なくとも1時間に1本、篠山口行きがある。加古川線とは大差である。
しかし、峠に着いて山南町へのルートを確かめると、怪しげだった。実際のところは不明だが、本黒田駅に戻るのが良いと判断した。また、西へと谷を下るのが本黒田駅方面へのハイキングルートらしいが、それは目的(?)に反する。
峠からすぐさま北側の尾根に登った。数分の登りというとこだろうか。尾根に出てからは、その稜線をたどって西へと歩く。道はというと、ちゃんとした踏み跡が一応あるものの、不明瞭な箇所もある。テープの印は肝心なところに少ない、いつものパターンである。地図で確認する度合いが多くなる。
557mの独立標高点からの下りが一番不明瞭だった。大きな岩があったので南側に避けて歩いたが、どうも間違ったようだ。岩の上もしくは岩の北側にルートがあったと思う。
その下りの後、484mの三角点峰、天狗山への登りとなる。山頂には三角点(484.2m、点名は天狗山)があった。後で写真を確認すると、本黒田駅付近から見えるようだ。
天狗山からの下りも要注意である。下り始めてすぐ、コブの北側を巻くのだが、巻いた直後に道は南へと大きく曲がる。曲がれば後は明瞭である。途中、白山方面の展望があったものの、背の低い白山は目立たなかった。
下り切り、傾斜の緩くなった稜線を少し歩くと見張り櫓跡に出る。黒田城跡の1つなのだが、落城したのが戦国末期、そこから城の復興がなかったため、今は何もないに等しい。
城跡まではハイキングコースとして整備されたようだ。歩きやすく、表示の多い道を下り、溜池の傍に出た。獣除けのゲートがある。そこから、どうも本来のコースは小さな丘を越えるらしい。今回はそのまま池の傍を進んだ。もう1つ、一般車両用らしいゲートがあった。
黒田の村落を適当に歩き、本黒田駅に戻った。14時から15時にかけて谷川方面行きの電車がないので谷川からタクシーを呼んだ。ここも台数が少ないらしく、30分近く待った。
上の写真は妙見山の山頂である。社の裏側に三角点がある。下の写真は見張り櫓跡と、奥に天狗山が見える。天狗山山頂の左に小さなコブがあり、その下に岩場がある。ルートはその岩場の上を巻くように付けられているらしい。
20240427妙見山山頂.jpg

20240427天狗山を.jpg

2024/04/27


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