京大アメリカンフットボールの元有名選手Y氏と話をする機会があった。話題はいろいろと断片的になり、飛んだりしたのだが、印象的な、今まで思いもしなかった話題が核心の1つとなった。
何かといえば、高校の同級生T君が京大アメリカンフットボールの選手であり、その彼と今日会ったY氏とが知り合いだったことである。同じ大学のアメフト部で学年が近かったから、お互いに知っていたのは当然だろう。
そういう僕は、T君が京大に進学したこともあまり知らなかったし、大学でアメフト部に所属していたことなんて知りもしなかった。
社会人になったある時、同窓会の席だったと思うが、T君が京大でスポーツ選手だったことを知ったが、それがラグビーだったのかアメフトだったのかはほとんど関心がなかった。製鉄会社に就職し、そこでもラグビーかアメフトの選手だったことも知っているのだが・・。
そもそも高校時代、T君の体力にはかなわないと悟っていた。別の、T君と同じような体格の何やら君(ローマ字で書くと今日のY氏と同じ、Y君)と中学1年の時、少しは自信のあった相撲をして、「こら到底あかんわ」と悟ったのが、そのままT君に繋がっていた。
実際、高校の冬の体育はラクピーであり、そこでT君と一緒にグランドで遊んだが、しょせん彼とは比べようもない。唯一、僕はラグビーのキックが得意で、珍しく通信簿の体育の点数が高かったと記憶しているが。
その高校時代のラグビーの巨人が、大学のアメフトでどの程度活躍したのかは聞かなかった。Y氏が名前を憶えていたのは、T君もそれなりに活躍したからだろうが。とすれば、高校時代の同学年でラグビーの巨人だったのも、僕自身の体力との比較で「当然やったな」と納得できる。
ひょんなところで60年近く前のことを思い出させてくれた。次回以降の高校の同窓会用のネタを、1つ仕入れたわけだ。
2024/05/21