川北英隆のブログ

金山と鬼の架け橋

向山と譲葉山からの縦走路に出た後は、4月に歩いた道なので記憶に新しい。450mの小ピークを越し、地籍調査の踏み跡を左手にやり過ごし、少し登ると鐘ヶ坂峠の北側に着く。峠は狭くて休むには不適なので、軽く水分補給をした後、峠の急な壁を慎重に下った。
峠の右手に金山(きんざん)、鬼の架け橋へと続くハイキングコースがある。それを登っていく。急坂の後、小さなピークを巻く。そのピークの上に三角点(426.4m、点名は鐘ヶ坂)がある。展望もあり、譲葉山方面や金山の頭が見える。
元のハイキングコースに戻り、稜線を登る。稜線が西に曲がると金山の山頂部である。開けた中に点在する岩を過ぎ、林の中を登ると金山の山頂だった。金山城跡の説明書きがあり、周りにベンチが置かれていた。展望は非常に良く、歩いてきた山以外に、福知山方面の三岳山と東床尾山、篠山盆地の山々、高島トレイルの百里ヶ岳などの名が示してあった。
展望を楽しんだ後、西へと下った。すぐに「鬼の架け橋」の岩場である。巨岩がいくつもある中に、平らな岩が橋のように架かっている。写真で見たほうがいいだろう。
鬼の架け橋からは南へ戻るようにして散策路を歩き、すぐに西へと稜線を下る。沢に出た後は北へと流れに沿って下る。倒木があるものの整備された道である。沢を離れ、明治の鐘ヶ坂峠道に出ると、そこは4月に歩いた峠からの道との合流点だった。ヘビが日向ぼっこしていた。
そのまま鐘ヶ坂公園に出て、公園の駐車場からタクシーを呼んだ。すぐに来てくれた。ふと見ると駐車場のすぐ下から金山が見え、その肩の部分に巨岩が林立していた。
柏原駅まで1800円だった。柏原からの福知山線、特急を使っても普通を使っても時間的に大差なかったので普通に乗った。これが正解だった。というのも三田の手前で電車が1時間近く止まった。東海道本線の吹田付近で車両故障があったからだとか。福知山線、尼崎から大阪の間は東海道本線に乗り入れるため、影響を受ける。
黒頭峰は、電車乗り間違え、タクシーの行き先間違い、そして帰りの電車遅延と、この意味でも奥深い山だった。
写真、上は金山の山頂、下は鬼の架け橋である。
20240614金山山頂.jpg

20240614鬼の架け橋.jpg

2024/06/14


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