川北英隆のブログ

外食の値上がりが激しくて

東京に出掛けるとき、昼や夜の食事は当然、外食になる。先日も東京に行き、よく通う店の前で驚いた。去年の今頃、値上がりしたばかりだと思っていたのに、多分7/1からか、また高くなっていた。
昼によく行く店に蕎麦屋がある。立ち食い系の店ながら、味はちゃんとしている。最近は「エビ天せいろ」を注文することが多い。注文というか、食券を自動販売機で買うのだが、今まで560円、大盛りにして600円だったのが、20円値上がりしていた。
そば粉が値上がりしているらしいので「しゃあないか」と思う一方、かつて(新型コロナの前だったか)、大盛りで500円かそれ未満だった記憶からすると相当の値上がりである。「そらサラリーマン、給与が上がらないと食べていけへんな」と思う。そうそう、10年ほど前は400円程度だったような記憶もある。オーバーな記憶かな。
近くにもう1軒、焼き鳥と鰻から始まった店があり、そこもよく行く。いつも昼に食べているのが「上キジ定食」である。キジ重、ツクネ、野菜サラダ、吸い物、香の物が付く。コロナ前、850円で食べられた。それがいつか1000円になり、昨年に1100円になっていたのだが、蕎麦屋と同じ日に店の前を通ったところ、1200円になっていた。
僕がサラリーマンだった頃、つまり1990年前後の昼食は1000円が目安だった。その後、喫茶店に行つたから(趣味ではなかったのだが、付き合いと雑談の時間だから仕方ない)、1500円が昼の時間に費やす金額だった。
その当時と比較しよう。1200円の昼食にコンビニでコーヒーを買って職場に戻れば(こう書きながらコンビニでコーヒーを買ったことがない)、1500円以内で収まるはずだから、30年程度前に戻っただけかもしれない。とはいえ、その他の生活費が上がっている。
安い日本が続いていて外人の日本人気が爆発している。円がこれだけ安くなったのだから当然だろう。一方の日本人の昼食は高くなった。給与を上げるか、政治家が給与を返上してそれをドル売り資金にするか、そうでなければ今のサラリーマンの鬱憤は収まらないような。

2024/07/04


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