午後3時過ぎ、用事があったため京都の町中を歩いた。子供の頃の夏休み、暑い盛りには外に出るなと言われたものだが、大人は仕方ないのか。東西の通りを歩くと影がない。ほぼ真上からさす日差しが頭の中まで焦がすようだった。
まだ7月上旬である。夏至から2週間少ししか経っていないから、晴れれば日差しが強いのは当然だろう。そんな期間が季節として梅雨で雲や雨が多いとは、日本はラッキーな国だった。と、過去形である。
今年は7月に入った瞬間、梅雨の中休みか終わり休みか、京都は(西日本から太平洋沿いの東日本も同じかな)最高気温が35度もしくはそれを上回った。調べると7/3に最高気温が一気に上がり、34度に達した。5日から8日は35度超えである。もちろん熱帯夜にも突入した。
そんな京都の昼日中、町中に住んでいると大人だって外に出たくない。出ると、国営放送ニュースのがなり立てではないが、「危険」を感じる。だから通りでは人が少なかった。
それなのに寺町のアーケード街に入ったところ、人だらけというか、人まみれというか、とんでもない状態になっていた。それも「ここはどこ、どこの国」と問いたくなるほど外人だらけである。彼/彼女らは観光だからトロトロ、ウロウロと歩く。集団も多い。
だからまっすぐに目的地に向かって歩きたい者にとって迷惑きわまりない。時々こっちも、「どうすんのや」とつぶやかざるをえない。
アーケードの下は日差しが遮られ、店のエアコンの冷気も流れ込む。だから観光する外人にとって「ここしかない」のだろう。それは理解できるのだが、そうであれば日本に来なくていいのではないか。
国営放送も「危険な暑さ、エアコンや水分や」とニュースでがなり立てるくらいなら、海外向けに「日本は危険、来たら死ぬで」とがなった方がいいのではないか。それと京都の寺町や錦は「混雑税」を徴収すべきである。その代わり、夏や冬は道に向けてエアコンを効かすとか。
2024/07/10