川北英隆のブログ

インドで大雨と洪水

インド旅行の続きを書こうと思い、グーグルマップを見ると、旅行した地域に「洪水」の印が表示されていた。グーグルマップが火山の噴火を表示するのは知っていたが、洪水などの災害も示してくれるようだ。
日本語のニュースにないので、インドの英語ニュースを調べたところ、大雨による洪水と崖崩れがインドのヒマチャルプラデシュ州で8/1に生じたようだ。
実際、洪水の印が最初に訪れた植民地時代の夏の都、シムラー付近に表示されていた。シムラーは大雨の降ったヒマチャルプラデシュ州の州都である。ニュースでもシムラー付近の被害が報じられていた。シムラーへは列車を使い、ジグザグに斜面を登っが、大雨には弱いだろうと思う。
シムラーから先は車で走ったわけだが、スピティ川に入るまでの間、何箇所も土砂崩れの跡があり、土砂の取り除き作業と、壊れた道路の復旧作業が行われていたのはブログに書いたとおりである。これらの作業の多くは人力に頼っており(もちろん重機も使っているが、それを運び込むのが大変なようだ)、インドの失業対策事業となっている。
いずれにしても、大雨にぶつかれば道路の分断は免れない。実は昨年も同じ時期、同じコースをたどるツアーがあったそうだが、大雨で土砂崩れがあり、コースを完走できなかったとか。
車で走るとはいえ、なかなか難しいコースのようだ。ちなみに7月、8月のデリーは雨の多い季節だとか。インド洋からの湿気がヒマラヤ山脈をめがけて吹き込む季節である。このためヒマチャルプラデシュ州の山に湿気が当たり、雨が多くなる。
では少しツアーの季節を早めればというところだが、それ以前はヒマラヤの雪解けの時期であり、やはり沢の増水による崖崩れが起きやすいかも。
ということで、ラダック方面への旅行時期の選択は難しいようだ。いちばん簡単なのはデリーからラダックの中心、レーへ飛行機で飛び、レー付近を周遊することだろうが。

2024/08/03


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