川北英隆のブログ

レーからの帰国

レーには1泊しただけである。しかも翌日の早朝、レーの飛行場に向かった。インド軍用の飛行場でもあるため、荷物検査が厳格だった。飛び立ってすぐにヒマラヤの一角が見えた。形と方向からすると、ザンスカールの最高峰、ヌンクン(7135m)かもしれない。
デリーまで約90分だった。インド航空(エア・インディア)のデリー発成田行きの便が日をまたぐので(つまり翌日0時少し過ぎの出発なので)、一度スーツケースをピックアップする必要があった。しかも成田行きの出発が2時間遅れるとか。
そもそもインド航空のサービスは悪い。成田とデリー間に日本語の話せる客室乗務員がいない。テレビが映らない(あまり見ないが)。機材は古い。レーとデリーの間も同じインド航空にもかかわらずスーツケースをスルーで運んでくれない。そもそも国営の航空会社だったので仕方ないのかも。潰れかけて、今は民間になったのだが。
それはともかく、時間があるのでニューデリーの博物館を見学した。蒸し暑いデリーの市内観光は嫌だとの全員の意見がほぼ通ったのだろう。その博物館は仏教関係の遺跡(主に石造物)がまとめて展示されていて、なかなか良かった。
博物館の近くで買い物をした。インドの赤ワインを買ったところ、クーラーに入れていないから、少し酸化していた。そうでなければ悪くないと思えたが。
その後で和風中華(僕としてはデリーのインド料理の方が好み)の夕食をすませ、飛行場に出向いた。飛行機が飛んだのは3時間遅れ、つまり明け方の3時だった。
成田に着き、新幹線の予約変更をし、京都に帰ったのが21時過ぎだった。
写真、上はヌンクン?(左上の氷河が真ん中にある双耳峰)、下はデリー博物館にあった釈迦の一生の一部(説明書きでは「学校に行く」とあり、馬らしき動物に乗っている)であり、ガンダーラのものとか。
20240812レー離陸直後のヒマラヤ.jpg

20240812デリー博物館・釈迦の生涯.jpg

2024/08/12


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