川北英隆のブログ

ラダックの動物・バーラル

今回の旅行ではヒマラヤアイベックスを見たことになっている。レーに行く途中で寄り道をし、スンダ・チュン寺院に立ち寄ったときである。写真もある。しかし、それがアイベックスかどうかは怪しい。
というのも、似たような動物にバーラル(ブルーシープ)がいる。バーラルはウシ科ウシ亜目の動物で、日本にいるカモシカに近いかもしれない。一方、アイベックスはウシ科ヤギ属であり、ヤギに近いらしい。
このバーラル、プクタル寺院の帰りに対岸にいるのを見た。子供を連れたメスらしかった。というのも角が小さかったから。
アイベックスだと言われた動物はスンダ・チュン寺院の手前で見た。かなり上、崖の縁を群れで行動していた。
最初、車が止まり、現地ガイドが上を見て声を出している。何が起きたのかわからなかった。そのうちにわかったのは、落石があり、それを引き起こしたのが動物だというので、声を出して追い払おうとしているらしいこと。
そこで車外に出て上を見ると、確かに動物が歩いている。アイベックスだとの情報も入ってきた。スマホの望遠で撮った写真をアップしておく。
とはいえアイベックスとバーラルは似ている。そこで写真をアップするために調べたところ、スンダ・チュン寺院の手前で見たのは、どうもバーラルではないかと思えてきた。
というのも、アイベックスの2本の角はあまり横に広がっていない。ネットの写真で見るかぎり60度くらいか。「しゅっとしている」ことになる。それに対してバーラルの角は横に広がっている。150度くらいあるだろう。
そこで今回のスマホの写真を確認すると、かなり広がっていて、ズドンという感じである。ということは、アイベックスではないだろう。しゅっとしたアイベックスを見られず、残念である。
20240813スンダ・チュン寺院のバーラル.jpg

20240813バーラル2.jpg

2024/08/13


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