川北英隆のブログ

ラダックの植物・バラ

今回のラダックで一番目立った花はバラだった。バラといっても野生のバラである。現地ガイドは「ヒマラヤンワイルドローズ」と紹介していた。「そのままやん」だが。
学名はロサ・ウエッビアナらしい。ピンクもしくはもう少し薄い色の花を咲かせていた。日本でいうと北海道のハマナシに感じが似ている。
このバラはブッシュを作ることなく、パラパラと育っていた。花が比較的大きく、かつ荒れ地に咲いているから、目立つ。茎には細かなトゲが多い。園芸種のバラよりも鋭く、長く、若い枝には密生している。「きれいな花はトゲだらけ」か。
現地ガイドによると、野生のバラにはもう1種類あり、トゲが少ないとか。「見つけたら教える」と言っていたが、紹介はなかった。トゲが少ないから野生動物に食べられやすいのかもしれない。
そのバラの花びらをミントティーに入れて飲ませる店があった。ザンスカール川から峠越えに入る直前にあった店である。砂糖の代わりに蜂蜜が置いてあった。
このお茶、かなり高かったらしい。うろ覚えでは1杯200円程度と、日本からのガイドが支払いの段になって驚いていた。置いてあった蜂蜜が半分程度残っていたので、誰かがもらっていた。
バラの花と株全体の写真をアップしておく。ついでに高かったお茶である。
20240815ヒマラヤのバラ1.jpg

20240815ヒマラヤのバラ2.jpg

20240815バラ茶.jpg

2024/08/15


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