川北英隆のブログ

佐倉城跡を訪ねる

夕方、東京で用事があった。それで佐倉を昼頃には出たいと思っていた。一方で、「せっかく佐倉に来たのだから、佐倉城跡くらいは散策して」とも思った。さすがに四街道の一等三角点だけでは歩き足りない。
2時間くらい喫茶店で喋った後、「ぼちぼち」と言うと、T君が「城跡を見るなら、そこまで送る」との、ありがたい提案を受けた。猛暑の中、「車道を歩くのもどうか」と思っていたから、その提案に乗った。T君は「座敷犬」のことと、城跡を何回も見ていることもあり、城跡まで僕を届けてくれて帰った。
佐倉城跡は公園になっている。かつての城の建物は明治の初期に撤去されたらしい。その直前だろう、写真が残っている。
広い城跡であり、日陰が多く、夏でも歩けた(7月末から8月初旬は不明)。一見の価値がある。実家のある郡山の城跡も、「このくらいのことはしないと」と思えたのだが、市の財力が違うのだろう。
今回のコースはというと、歴史民俗博物館前で、つまり城跡の北側で降ろしてもらい、そこから本丸跡に立ち寄りつつ南側に抜け、JRの佐倉駅に戻るものだった。1時間くらいだった。
城は全体として高台にある。石垣はないとか。低湿地帯を堀とした構造である。とくに北側は印旛沼があり、簡単には近づけなかったのだろう。だから、武家屋敷は城の南側に広がっている。
上の写真は天守があった広々とした敷地である。天守は奥の土塁の上にあり、広い敷地には屋敷があったらしい。下は1894年、城跡を訪れた正岡子規の句碑である。
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20220822正岡子規句碑.jpg

2024/08/22


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