川北英隆のブログ

今年の変な夏と台風

今年は、というか今年も変な夏だった。それが少しだが気温が下がり気味、ようやく秋を迎えようとしている。
変だった事例はいくつもある。東北地方の太平洋側に台風が上陸した。まだ8月が終わらないので確認していないが、少なくとも京都では、去年よりも暑かったのではなかろうか。そして今回来ようとしているブーメランのような台風10号である。
この台風10号、最初は伊豆諸島の方にいた。そのうち伊勢湾台風のような(紀伊半島の東側を通る)コース予想となり、次には室戸台風的なコース予想となり、今日は九州の西側から上陸する予想に変わった。
しかもブーメラン的に四国、関西、中部、関東、東北と、日本を縦断するらしい。インバウンドさながら日本に、お金ではないが大量の雨を落とそうというわけか。雨不足だった関西にはうれしい話だが、ほどほどにと言い聞かせたいものだ。
実は台風10号の変ぶりは他にもある。沖縄に近づくまで目が不明瞭だった。「大した台風ではないかな」と思わせておいて、今日になって目が明確になってきた。「お目々ぱっちり」の美人台風である。沖縄付近で急に発達するのは珍しいと思う。
お目々ぱっちりとは、強烈な台風を意味している。オリンピックに出場した女子レスラーのようなものか。圧倒的な強さで優勝した女子ボクシングの選手とは言わないが。
お目々ぱっちりに遭遇するのは遠目には嬉しいのだが、近づいてもらうとぶっ倒されそうだと感じる。「日本よりもっと素敵な国がいろいろあるで」「当然、素敵な相手も」と、にわか仕立て的に宣伝したいものだ。

2024/08/27


トップへ戻る