日本が亜熱帯になり、また台風の襲来、地震、火山の噴火と自然災害の百貨店化している現状から、知り合いとの話題は「夏、どこに住むのが最適やろか」になりがちである。東京の知り合いは仙台、僕は松本を例示した。
知り合いが挙げる仙台の理由は、「地震が起きた直後だ」とする。しばらく(生きている間)、地震がなさそうとのほぼ確実な予想である。当然、東京に比べると夏は涼しい(多分)。
僕の松本は、南海トラフから遠いこと、火山がないこと(美ヶ原は火山性だが、活動していないこと)、そして夏が涼しいことである。
昨日は京都の夏を調べた。そのテンプレートを利用して松本の夏(7月と8月)も調べ、図にしてみた。京都との差は歴然だ。最低気温25度以上の熱帯夜はほとんどない。最高気温35度以上の日は、最近では10日程度あるが、まだ愛嬌だろう。松本気象台の標高610mは気温を4度弱下げる。その効果だろうか。
首都に集中するのは貧乏国、発展途上国の象徴である。都市再開発という土建屋の罠に乗っかり、集中して住んではいけない。分散して住み、多様な文化と生活を楽しむのが、流行りの言葉で言うのならダイバーシティの基本中の基本である。
2024/09/04