川北英隆のブログ

大江山山塊の赤岩山へ

大江山の東側にある赤岩山(669m)周辺を歩いた。天橋立のある宮津の北側には大江山から続く山があり、福知山との境になっている。その一部が、今回歩いた赤岩山である。
少しだけ正確に書いておくと、最初に赤岩山に登った。その後、宇野ヶ岳、杉山を越えて普甲(ふこう)峠に出た。この峠は福知山から宮津への街道が越えていた。普甲とは山の南斜面にあった寺院の名前だったそうだ。
普甲峠へは2012年10月、大江山を縦走して下りたことがある。その時、峠の東側に魅力的な山があると知った。何に魅力を感じたかといえば、地形図上、なだらかな等高線が東西に伸びていたから。
京都から行くには、まず山陰本線で福知山に出る。そこで丹後鉄道に乗換える。国鉄だったのが民営化され、現在は単線ながら電化されている。それに乗り換え(構内で出場し、切符を買う)、宮津の手前の喜多駅で下車する。後は歩きである。
今福の滝を見つつ、稜線に出た後、まずは東に歩いて赤岩山に達した。その後は最初に書いたように、稜線を引き返しつつ西に歩き、宇野ヶ岳、杉山、普甲山を越え、普甲峠に下りた。後は喜多駅の1つ福知山側の辛皮(からかわ)駅に出る。
暑い一日だった。午後から曇るとの天気予報が外れた。しかも杉山からの下りが不明瞭だった。赤々トレイルと称し、赤岩山と大江山の西の外れにある赤石ヶ岳を結ぶルートとして(ほんの少し、知る人ぞ知る程度に)売り出しているわりには迷いやすかった。
暑いため、比較的頻繁に休息し、水分と糖分の補給をした。実は今回の下山だが、辛皮のさらにもう1つ、福知山寄りにある大江山口内宮駅に出るつもりだった。この駅には快速が止まるため、普通しか止まらない辛皮よりも電車の本数が多い。しかしそんな計画は無用、普甲峠に下りて時間を見ると、辛皮駅で普通に乗るしかなかった。峠で時間調整も兼ねて30分程度涼み、辛皮に向かった。
喜多駅を出たのは8時40分、辛皮駅に着いたのは15時30分だった。
写真、上は赤岩山への登りから見た杉山方面、下は普甲山から見た杉山(中央の丸い山)である。いずれも稜線付近に大きな杉が見える。上宮津(かみやず)杉と呼ばれ、良質で有名だったらしい。
20240908赤岩山登りからの杉山方面.jpg

20240908普甲山からの杉山方面.jpg

2024/09/08


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