赤岩山(669m)へは南側の村、西方寺からも登れるらしい。とはいえ、公共交通機関はなさそうだ。そんなことを考え、赤岩山の木陰の中で水分補給をした後、稜線を戻った。先の合流点まで戻り、まずは宇野ヶ岳(694m)を目指す。
杉の目立つ自然林の中は気持ちいいものの、尾根が広いだけに、踏み跡と赤いテープを探しつつ歩く必要がある。合流点を過ぎ、少しだけ傾斜がきつくなり、疎林に出る。少し歩くと宇野ヶ岳の山頂だった。
赤岩山と比べ、少し黄色味の強い岩が突き出ている。その先の林が刈り払され、宮津市内と天橋立がよく見えた。天橋立の全貌を見たのは今回が初めてだった。少し遠いながらも、隠れた展望台である。
その展望を楽しんでいると、雲がかかり、日差しが遮られた。飴をほおばって糖分を補給し、ついでにそれを水分で流し込み、風に吹かれながら何とか元気を取り戻した。
次に目指すは杉山だった。林の中の緩やかな道を下り、登り返すと、長い山頂部の杉山(697m)に出る。山頂の表示があるだけで、展望はない。当日の最高点であり、なだらかな等高線から判断して魅力的な山域だと思っていただけに、あっけない山頂だった。
上の写真は宇野ヶ岳山頂からの宮津市内と天橋立である。下は杉山山頂である。
2024/09/08