川北英隆のブログ

オリンポス山・スコリオ

スカラ・ポイントで小休止した後、スコリオ・ピークを目指した。こちらは簡単である。西へと、2つのピークを結ぶ稜線の南側を歩けばいい。北側は断崖ながら、南側は緩やかな斜面である。その上に整備されたルートが付いている。
一旦軽く下った後、登り返す。すぐにスコリオ・ピーク(2912m)である。スカラからは20分程度である。
山頂は西へと伸びている。山頂からはスカラとミティカスが並んで見える。山頂の西側まで歩けば、スコリオとミティカスが並んで見える。
山頂で展望を楽しんだ後、小屋へ戻った。スカラとスコリオの鞍部からはスカラに戻らず、巻き道を通った。その後も往路を通らず、その上部の道を歩いた。整備状態は往路より悪かった。最後にジグザグに下ると、行きに稜線を越えた箇所に出た。後は往路を戻るだけだった。スコリオから2時間少しかかった。
ガイドのうち、1人はそのまま登山口に下りた。我々は小屋泊まりだった。団体行動をする場合、どうしても時間を要するから小屋を2泊にしたのだろうが、通常は1泊で十分だと思える。その場合、寝具はインナーシュラフだけ持参すればいい。
翌日は下山だけである。ラバにシュラフなどの荷物を運んでもらうため、朝は遅め(8時半)の出発だった。15分ほど下るとラバが登ってくるのとすれ違った。小屋に荷物を運んだラバが、我々の荷物を積んで下る。そうすれば、我々が登山口に着き、そこにあるレストランで昼飯を食べているうちにラバが到着するとの計算である。実際、その通りになった。
下りは花の写真(シクラメンの原種やイヌサフランなど)を撮りつつ、登山口付近にある滝(といっても小さい)を見つつ、3時間だった。
昼食後、リトホロまで車で下り、宿泊ホテルに預けていたスーツケース類を受け取り、ついでに土産物屋を見た。その後は次の観光地、メテオラへと向かった。
写真は順に、スカラ・ポイントから見たスコリオ・ピーク、スコリオ・ピークへの登り、スコリオ山頂(右のピーク、人がたくさんいる)とミティカス(中央右の尖った岩峰)、スカラ(右)とミティカス(中央の尖った岩峰)である。
20241005スカラからのスコリオ.jpg

20241005スコリオの登り.jpg

20241005スコリオ山頂を.jpg

20241005スカラとミティカス.jpg

2024/10/05


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