ギリシャ旅行で一番心配していたのはダニである。ギリシャというか旅行では常に心配している。東南アジアではコナダニでひどい目に遭ったから。
幸い、ダニはもちろん、蚊の襲撃も1匹だけだった。その他はほぼお決まりの動物ながら、海外で初めてフンコロガシを見た。ファーブルに登場するような大型のもの(読んでいると大きいと感じる)ではなかった。
そのフンコロガシを見つけたのはオリンポス山の山小屋への道である。小屋へ荷物を運ぶラバの糞に数匹いた。
そのラバはラバ使いが先導している。その後ろにイヌがいた。ラバが変な道に入りこまないように見張っているのだろうか。羊飼いのイヌみたいなものだと思えた。
昨年夏のバルカン半島もそうだったが、イヌの多い国である。かつて旅行したルーマニアもそうだった。パタゴニアもラダックもそうだった。家やヒツジの番犬として労働しているのだろうが、いずれも放し飼いだから、狂犬病に要注意である。
ギリシャではオリンポスの山頂付近でも見かけた。さすがにミティカスの岩峰にはいなかったが。小屋まで来たイヌが人の前後を歩き、山を散歩している様子だった。
そしてギリシャはネコの国である。何故だかをグーグルに問うたが、ピタっとした答えはない。いずれにしても町ではよく見かける。餌やりする人も多い。そのギリシャのネコは「エーゲキャット(Aegean cat)」という種類だそうで、地域特産というか系統が少し違うそうだ。日本ネコに似ているが、全体に小型で、三毛やブチ系が多かった。
写真は順に、フンコロガシ、ラバ、ラバを追うイヌ、スカラ・ポイントで出会ったイヌ、メテオラのネコ、海辺のレストランのネコである。
2024/10/12