川北英隆のブログ

気候変化が植物生態に影響か

日本の夏がインド並みの酷暑になってきた。まだ確認していないが、今年は9月も暑かった。(変な表現ながら)この常態化した異常さは、植物などの生態にも影響を与えつつあるようだ。
この変化の代表の1つがヒガンバナのようだ。去年がどうだったのか覚えていないが(覚えていないのは普通だった証拠かも)、今年のヒガンバナは今週くらいから咲き始めたようだ。鴨川を歩いて気づき、高瀬川でも確認した。
前後して新幹線に乗ると、大垣付近でも咲いていたし、実家に行くと奈良付近でもそうだった。これまでヒガンバナは、名のとおり彼岸の少し前頃から咲き始めた。その常態からすると、今年の開花は3週間くらい遅い。来年はどうなるのか、しっかり観察したいものだ。
同様の現象はマツタケにも見られる。京都でマツタケの老舗の前を通ると、まだ京都産が並んでいない。岩手産、和歌山産である。昨日、カミさんが店員に聞いたところ、「今日はようやく小さいのが入ってきた、並べたところ、いつの間にか売れていた」とのこと。
実は昨年も10月に入らないと京都産が並ばなかった。以前、老舗にマツタケが並ぶのは9月中旬の少し前であり、10月中旬になると終わりだった。今年、これから並ぶとすれば(不作かもしれないが)、やはり3週間程度の遅れである。
サンマはどこかに消えつつある。これでマツタケの顔を拝めなくなると(今まで店頭では拝めた)、日本の秋も消滅だなと思う。最終的には紅葉がなくなったりして。
写真は今週に撮った高瀬川沿いのヒガンバナである。
20241012ヒガンバナ.jpg

2024/10/12


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