賤機山の縦走を終えて池ヶ谷という集落に下りた。標高20から10mくらいの地点である。浅間神社付近が30m近くあるから、静岡市の平野部は駿府城の北側が低く、賤機山から続く尾根の上に築城されている。
次に目指す谷津山は城の東側にある。池ヶ谷から谷津山の登り口まで、直線距離にして3キロ少しある。城の北側の道全体は小さな谷に沿って付けられたようで、直線的に歩けない。つまり中心部から見ると、賤機山近くの道は北へ向かっているのに対し、谷津山近くは北東に向かっている。以上から、地図を見つつ、なるべく最短を歩くしかなかった。
最終的には谷津山の西の端、登り口のある清水山公園に出た。小さな公園ながら、人工の大きな滝が流れ落ちている。その公園の北側に案内図があり、横に階段がある。それを登るのだが、公園の続きのようで散策路が多い。適当に歩いて尾根に出ると清水山古墳だった。広場になっていて、石碑もある。ここまで歩く人が多いようだ。
その先は尾根道を歩く。普通の山道よりは整備されている。少し下り、竹林が目立つ中を登り返すと、再び広場的な箇所に出る。三角点(107.9m、点名は沓谷村)がある。賤機山方面の展望があった。
三角点の設置された場所が谷津山の最高点ではない。その奥にこんもりとした林があり、少し高い。その林の中が最高点である。谷津山古墳だったとの説明書きがあった。奥に祠が3つあり、柚木浅間神社である。
山頂からどう下るのか、事前に迷っていたのだが、見ると南へ神社の参道が整備されていた。それを下るとすぐに住宅街だった。静岡鉄道の静岡清水線の線路脇に出た。
上の写真は賤機山方面から見た谷津山である。手前の丘の右のピークが最高点の谷津山である。奥に久能山のある日本平が広がっている。下の写真は谷津山の三角点である。
2024/10/22