山というか低い丘だから、比較的短時間で2個所を歩けた。そこで仕上げのため、駅の南東側にある八幡山と有東山に立ち寄ることにした。
まずは国道1号線、東海道本線、新幹線の3つバリアを越える必要がある。これは静岡鉄道の春日町駅の西側でクリアした。その後、八幡山のすぐ西を通る大きな車道を歩き、丘に向かった。
次は八幡山の登り口である。地形図では、三角点のある山頂の北西付近に階段の記号がある。それを狙って車道を右折し、住宅街の細い道に入った。道が丘にぶつかり北西へと直角に折れる部分のすぐ南側に石段がある。「八幡山城址入口」とあり、登り口だった。
石段を登るとすぐに山頂の公園に着く。その手前で道が分かれる。左手に進むのが正しい。展望の得られる公園の横に小高い箇所があり、そこに三角点(63.5m、点名は八幡山)がある。三角点の石柱を埋めた土が流れ出していて、半分倒れそうになっていた。国土地理院によると「成果の公表を停止している」とある。いずれ三角点が撤去されるのか。
山頂広場の東端に整備された下り口がある。南東に下りると次の有東山に近いので、そこを下った。下り切ると大きな車道に出る。少し歩いて細い道に入り、南に向かうと、右手に金剛寺がある。境内に入り、建物の左脇から墓地の東側に沿って上がる。
墓地が終わった先の林の中に踏み跡がある。それを登るとすぐに公園に出た。広場の南側に有東山35.4mの標識があった。展望はない。
山頂から南へと石段の道が整備されている。下ると、すぐに有東神社の社殿に出る。下り切ると鳥居がある。神社の参道が有東山への正規の道だとわかった。
有東山の公園で新幹線を予約できたので、後は適当に静岡駅に戻るだけだった。駅の南側の道は北西と南西を向いているため、見た目以上に距離があった。
丘から下りると時雨始めた。賤機山の登り始めに時雨に会い、山(丘)歩きの最中には降られなかったので、時雨のキセルをしたことになる。
写真は、上が賤機山の手前から見た八幡山(左)と有東山(すぐ右のコブ)である。高いビルの奥にある。さらに後ろに海が写っている。中は八幡山の三角点である。何のこっちゃ的な写真になった。下は有東山の山頂部である。幼児用公園的だった。
2024/10/23