川北英隆のブログ

三日月山に戻り霧山に寄る

五大山には東側(丹波市市島町の村、白毫寺)から直接登れる。山頂にはその東側からの明瞭な道があった。白毫寺村にはまさしく白毫寺というお寺があり、山号を五大山という。五大山も、その北に位置する(前回の写真にある)五台山も、この山号に由来する。
五大山から先の縦走は宿題として残し、今回は三日月山まで戻り、そこから「分水界の径」を石生駅まで歩く計画だった。途中、霧山というピークが「分水界の径」の横にある。
三日月山まで往路を戻り、その山頂から南西に下った。多少アップダウンがあるものの、明瞭な尾根道だった。
標高270m付近まで下ると、少し登り返した後、尾根から外れて西に下る。送電塔の巡視路となっていて、急な箇所には階段が設置されている。送電塔にぶつかり、尾根の西側を巻くように歩くと由良坂(標高約230mの峠)だった。峠を西に下ると氷上町南由良である。
由良坂からは急な斜面を登る。上部に伐採地があり、振り返ると三日月山と五大山の一角である愛宕山と、その奥の鷹取山だろうか、良い展望がある。
再び林の中の道になり、傾斜が緩やかになると三角点(318.3m、点名は長見)がある。亀の座と呼ばれている。ここで尾根が2つに分かれる。分水界の尾根道は右である。途中、送電塔の下をくぐる。基本は下りが続き、最後に急な斜面を経て舗装道路(1車線の県道)に出る。天王坂(標高約180mの峠)である。峠の東側に天王という村がある。
天王坂から尾根道(分水界の径)に戻るのは要注意である。下りた地点の道標は「天王坂登山口」だけであり、どちらに進めばいいのか不明だった。「峠を越えた先かな」と当たりをつけ、県道を西に歩いた。と、コンクリート製の建物がある。その建物の山側には土砂崩れ防止の側壁があり、横に「分水界の径」の道標があった。側壁には足場が付けられている。それを登れば尾根道に戻る。
標高270mの小ピークを越えた後も登りが続き、標高340mのピークに着くと、ようやく霧山への分岐である。霧山は分水界から西に突き出した尾根上にある。ついでなので往復した。
一旦、分水界から西に下り、登り返すと、東西に長いピークに出る。その西の端付近に霧山の三角点(371.5m、点名は氷上)があった。植林に囲まれた山頂のため、展望はない。
上の写真は石生の城山から見た霧山(左側のピーク)である。右のピークは霧山と城山の間にある権現山で、霧山よりも格好がいい。中の写真は霧山の山頂、下の写真は由良坂からの登りで振り返った三日月山(右端の丸いピーク)である。
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20241102三日月山を振り返る.jpg

2024/11/02


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