川北英隆のブログ

京都市営地下鉄の惨と酷

東京メトロに慣れた者にとって、京都の地下鉄は惨で酷だと感じる。20年も住んでると何とか馴染んできたが、最近またまた「何とかしろや」と思うことがある。昨日、京都の地下鉄もようやく気づいて、京都市も1つだけ改善しようとしているのかと思ったのだが・・・。
京都の地下鉄の何が惨で酷なのか。
1つはトイレである。某大手ビル会社の社長に言わせると、ビルのメインテナンス状況を調べる糸口はトイレらしい。ビルを訪問すると、わざとトイレを使うとのこと。その気で大学のトイレに入ると、これが酷い。京都地下鉄のトイレも、大学ほどではないが酷い。
2つ目は自動改札機である。カードで入ると、引き落とし額と残額が表示されるのだが(引き落とし額は、お金を払ったのだから当然の表示)、その表示部分が古くなった(?)機械が何台も設置されている。四条駅は全部それで統一(!)してあるようだ。だから引き落とし額が見えない。職員がぼやっとしているのか、上層部が引き落とし代金をちょろまかそうとしているのか。
3つ目は混雑である。コロナ禍に他社と同様、地下鉄も利用者が少なくなり、京都地下鉄は赤字になった。そこで昼を中心に本数を間引いた。
その後、海外観光客が戻り、しかも彼/彼女らは大きな荷物を持って乗り込むものだから、昼は朝夕と同様に大混雑する。それでも本数を戻そうとしない。一方、タクシー不足と市バスの混乱(大きな荷物で通路が通れず、乗降が困難になる)を避けるためにと、京都市は地下鉄利用を推奨し、一時は新幹線の中でもキャンペーンしていた。
ところで昨日、東京に行く用事があったため地下鉄を使ったところ、時刻表に紙が貼ってあった。新しいダイヤのようで、本数が少しだが増えていた。「ダイヤ改正か」と思ったのだが、検索すると、どうも秋の観光シーズン向けの臨時増発らしい。
京都市も地下鉄の混雑を認識してはいるのかもしれない。とはいえ臨時ダイヤだけで対応するとは。地下鉄を便利にすると町中の交通や通行の混乱が緩和される。まずはダイヤをコロナ前に戻すことだろう。
次に、新しい地下鉄の建設である。国を動かし、外国人からがばっと入国税を徴収して建設資金を調達すればどうか。
少なくとも河原町が終点の阪急と協力し、それを祇園、八坂まで延伸するのはどうか。新しい市長はんは旅館の縁者だとか。地下鉄に関して知恵を出さないと、出身母体からも顰蹙を買うだろう。

2024/11/20


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