川北英隆のブログ

加茂南部の3山を歩く

いつものM君を誘い、関西本線の加茂駅の南部の山を歩いた。灯明寺山(224.0m)、御本陣山(321.0m)、大野山(203.8m)の3つである。付近には少し有名な岩船寺(がんせんじ)と浄瑠璃寺がある。石仏や磨崖仏も多い。ついでのその一部にも立ち寄った。
加茂駅の東口から出た。南東に歩き、美浪という村落を通り抜け、灯明寺山の西尾根にある登山口(表示あり)に向かうのだが、この登山口までがなかなか難しかった。登山口さえ見つけられれば、尾根筋の道は比較的広く、かつ駅からの高度差も170mくらいだから、簡単に山頂に達する。落葉広葉樹や植林の混じった道である。三角点はあるが展望はない。
灯明寺山からの下山には南尾根を使った。往路を少し戻り、薄い踏み跡の尾根を下った。標高180m付近で北下手墓地に出る。そこから細い車道になる。後は車道を歩き、西側の府道に出て岩船寺まで歩いた。実は府道には加茂駅東口発、岩船寺経由、浄瑠璃寺方面行き(終点は加茂山の家)のバスが1時間に1本走っていた。計画した段階では「当然歩くもの」とばかり思っていた。
岩船寺を拝観し、その裏山ともいうべき御本陣山に立ち寄った。登り口には「私有地、入山禁止」とあったのだが、失礼して横から入れさせてもらった。落葉広葉樹林の中の尾根道を登ればすぐである。山頂には三角点と大きな岩がいくつか転がっていた。展望はない。山頂からは往路を戻った。
その後、磨崖仏や石仏巡りをしつつ、日溜まりでの昼食をはさみ、加茂駅の南西にある観音寺という村落を目指した。途中、浄瑠璃寺への入口近くを通るが、拝観は次の機会とした。
観音寺からは西へと峠に向かう。木津への観音寺峠である。かつてはよく使われた道のようだった。
その峠から大野山を往復した。事前に調べたところ、大野山の東側は急斜面らしい。そうであれば峠から高度差100mほどの稜線を往復するのが簡単だろうと思った。実際は、大野山の手前までは簡単であり、落葉広葉樹の中の良い道だった。しかし最後の山頂への登りは笹に覆われ、踏み跡がわからなくなった。適当に登るしかなかった。
観音寺峠に戻り、西へと下った。鹿背山(かせやま)の村落を経てJR木津駅に向かうのだが、鹿背山も、次の峠という村落も丘の上に拡がっているため、アップダウンのある車道歩きだった。
加茂駅を出たのが7時25分、木津駅に着いたのが16時15分だった。
上の写真は岩船寺の三重塔、下は近くにある磨崖仏の笑い仏である。
20241219岩船寺三重塔.jpg

20241219笑い仏.jpg

2024/12/19


トップへ戻る