花山駅の出口は北側にある。駅前の通りを西へ100mほど下り、南に折れて川(志染川)を渡る。橋は工事中だったが歩行者用の通路が確保されていた。橋の南側は六甲の山裾に広がる団地である。昇降機が設置され、その横には階段もある。上がると団地の中心部に出る。
郵便局の前を通って団地の中を南に登っていくと、大きな段差に突き当る。右横に横断歩道橋があり、それを渡って団地の上部に出る。後は東に向かう道を拾いながら谷横の道に出ればいい。斜め右に折れるように阪神高速をくぐり、その南側に沿った車道に出て、100mほど歩くと双子山の登山口だった。標高360m地点である。駅から70mほど登っている。
登山口まではややこしい。GPSで確認しつつ歩いた。その登山口には何も表示がないので、やはりGPSで確認した。もっとも登山口から見ると、双子山へのルートはしっかりしている。
ルートに入ると落葉広葉樹が多かった。傾斜と落ち葉で滑りやすい。ルートが大きくターンする箇所では踏み跡を見定める必要があるものの、迷うことはなかった。ただし下りは大変だろうなと感じ、逆コース(水晶山を登り、双子山を下るコース)を設定せずに正解だったと思えた。
傾斜が緩んでくると双子山北峰が近い。雑然とした林の中に建物が現れる。団地からも見えていたはずのNHKの放送施設である。少し先に(確か)サンテレビの施設もある。ただし山頂の表示はない。
検索したところ、神戸市は「六甲の登山道と案内板の整備を行っています」とあり、その中に「老朽化したまま放置されている不要な看板は撤去し、山の美観を守ります」とあるから、その一環として、表示もルートの目印を撤去されたのかもしれない。しかし最初に書いてある「安心安全な山歩きの環境を守るため」という目的には反するように思える。
北峰からは針葉樹と広葉樹の混じった林の中を緩やかに下る。登り直すと、メインのルートは双子山の東側を巻き始める。薄い踏み跡を見定め、右手の斜面を登った。すぐに双子山(616m)の山頂らしき地点に着く。やはり山名の札がない。三角点もない。GPSで山頂であることを確かめ、周囲の紅葉した木々を愛でた。
上の写真は団地から見た双子山である。左手前が北峰(NHKのアンテナが小さく見えていた)、奥が双子山の本峰である。写っている橋(横断橋)が団地の上部へと通じている。下の写真は双子山の山頂である。
2024/12/03