川北英隆のブログ

三国岩三角点を再訪

新穂高から下りて徳川道に戻り、それを東に向かった。小さな谷を渡り、200m近く歩くと車道に出る。穂高湖(貯水池)の西側である。前回、その穂高湖をパスしていた。今回、立ち寄りたいと思い、車道から下った。
池の周囲は紅葉していて楽しかった。しかし池にある施設(テント場、ボート、レストラン)は、穂高とは関係がない。そもそも穂高という名前の由来もわからない。大正池に似せたのかな。
新穂高の山頂は、名前はともかくとして良かったのにと思いつつ、池の南の縁を少し歩き、早々に車道に上がった。車道に出た箇所は杣谷峠だった。2年前、新穂高、摩耶山を歩き、杣谷峠に戻って長峰山を越え、六甲駅に下りたことを思い出した。
今回は杣谷峠から車道を基本的に北へと、池の上部を反時計回りに上がっていった。池の東側には神戸市立自然の家がある。その入口を通り過ぎて50mほど歩くと、右手(北)に歩道が分かれる。六甲最高峰への表示があり、六甲全山縦走路とも書かれている。
この道は2022年に下りに使った。広い道で全山縦走路にふさわしいのだが、よく歩かれているからだろう、小さな岩や石が飛び出している。少し疲れを感じていた前回の下りでは、嫌になった記憶がある。
途中に少し下りがあり、そこからの登りを含めて150mほどの高度差を登り切ると、車道に出る。石楠花山からの下りで横切ったのと同じ車道である。
車道を横切り、三国池からダイヤモンドポイントへのトレイルに入る。このトレイルは目的地であるダイヤモンドポイントまで、表示が整っていた。
ちょっと寄り道ながら、三国池も再訪した。やはり溜池だろうが、紅葉と静けさがあった。
ダイヤモンドポイントへのトレイルに戻り、三国岩も再訪した。この岩へはトレイルから離れ、少し車道を下らないといけない。2年前と比べ、周囲に草が多くなったように感じた。
トレイルに戻り、少し東に歩いた後、表示にしたがって北に進めば、左手に水道施設を見る。その敷設の奥に三国岩の三角点がある。今回、それに寄る計画ではなかったが、施設を過ぎて少し下ると西側に入口付近が明瞭な踏み跡を見つけてしまった。ただし、奥はかなり笹で覆われていた。
前回、三国岩の三角点を探した時は適当に歩いたため、「正規のルートではない」物足りなさを感じていた。それもあり、「三角点への正規のルートは、この踏み跡をたどるのかな」と思った。
行きは確認のため水道施設の建物の脇を通ったのだが、まったく踏まれていなかった。前回を思い出し、小さな谷に下った後、少し登り返して笹藪の中の三角点(802.5m、点名は三石岩)を探し出した。
帰りは小さな谷を北へと緩やかに下った。すぐに最初に見つけた踏み跡に出た。
ということで、三国岩の三角点への簡単な行き方は、水道施設の北側にある踏み跡を西へとたどり、小さな谷状の窪地を南へと軽く登り、GPSなどで三角点の方向を確認して西へ登ることである。ただし窪地から三角点への登りはほとんど歩かれていない。
写真、上は三国岩、下は三石岩の三角点である。ちなみに、岩の名と三角点の点名とは表記が異なっている。
20241204三国池.jpg

20241204三角点・三石岩.jpg

2024/12/04


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