川北英隆のブログ

湯河原から岩戸山へ

小田原まで新幹線を使ったおかげで東海道本線のラッシュを避けられた。小田原から湯河原までは空いていた。しかも30分くらいだったか、時間を稼げた。
湯河原の駅は海側にある。改札を出て、南東に歩くのだが、道がない。よく見ると駅前広場の先に階段がある。それを下り、湯河原駅の南側に広がる家並みに出た。要するに、駅までは高台にあり、それより先の海側だけが海抜5m程度の平地である。
少し南に歩き、東へ折れた。駅から1キロほど歩くと海岸沿いの国道135号線に出る。ちょうど千歳川にかかる橋の袂である。橋を渡るとすぐに西への車道があり、潮音寺と示されている。
その車道の左側に石段があるので、「これかな」と上がったところ、神社(山神社)があり、行き止まりだった。階段を下り、確認すると、実は車道は石段の横で2つに分かれていた。右に下ると潮音寺、真っ直ぐ進むと岩戸山への稜線の道である。
すぐにヘアピン気味の登りになる。すぐ上に三角点(120.1m、点名は立ヶ窪)があるので訪ねた。みかん畑の中に入り、GPSを使って探したのだが、みかんの植わっていない畑の中にあるはずの三角点が見つからなかった。
戻り、車道を登っていく。時々だが、みかん畑が続く。北に城山、南は海で初島と大島が見える。途中、石仏があったのは、東光寺への参道だったからか。確認できていない。
やがてみかん畑が終わり、車道から山道に変わる。そのすぐ先、左手(南)の小高いピークに三角点(295.2m、点名はウルシガ窪)があるので立ち寄った。雑然とした林の中に三角点を見つけた。
山道に戻り、ほぼ稜線上を緩やかに登り続ける。道はしっかりとしている。三角点の場所から500mほど進むと熱海市の水道施設の横を通る。そこからは未舗装ながら、再び広い道に変わり、稜線の南側を巻いていく。左手に簡易的に仕切った塀を見つつ歩くと、じきに県道に出る。七尾峠の南側である。
立派な建物を見つつ峠に着き、分岐を左(西)に折れ、保養地の中の車道を登っていく。伊藤忠の施設を右(北)に見つつ登ると、右に山道が分かれる。湯河原へ下る道である。それに数歩入り、東の小高い地点へと登り、三角点(486.3m、点名は泉本区)を確認した。
分岐に戻り、西へと100mほど歩くと、右手に石段がある。それが石戸山への登山道だった。ようやく山歩きらしくなる。道は送電塔の巡視路を兼ねている。右手に送電塔がいくつかある。少しだけ急な登りがあり、それを越すと富士山が木の間から顔を出していた。間近に富士山を見るのは久しぶりだった。
落葉広葉樹が多いこともあり、山頂部からの富士山を期待したのだが、見えたのは海側だけ、富士山側は背の高い笹で遮られていた。三角点(734.4m、点名は伊豆山村)とベンチがある。海を見つつ、休息した。
上の写真は岩戸山の山頂、下は十国峠から見た岩戸山である。左に真鶴半島と湯河原も見える。
20241213岩戸山山頂.jpg

20241213十国峠からの岩戸山.jpg

2024/12/13


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