読者だろうか、忠告のメールが届いた。『個別株の教科書』を騙った詐欺的行為がLINEのグループで行われているらしい。十分注意してほしい。「このように株式を売買すれば儲かる」なんてセミナーや発言は決してしない。
これが本質的なのだが、LINEには近寄っていない。そういう群れることが嫌いである。
加えて、『個別株の教科書』でも書いたように、「この株式を買えば儲かる」と自信を持って語ることは不可能である。そんなに当たるのなら、今頃は豪邸に住んでいる。田園調布は好きではないけど。
ましてや株式投資のセミナー講師なんてやらない。講義でもそうなのだが、喋っていて途中で面倒になる。浮ついた話をしていると思うこともある。だから、株式投資のセミナーをやったのなら自己嫌悪に陥ること間違いない。
そもそも『個別株の教科書』を引き受けるに際して、「ハウツーものは書かない、書けない」と編集者に断った。それでOKだったので執筆した。
本の内容を見てもらうとわかるが、株式市場の分析の目線と、分析事例を紹介しているにすぎない。それで「最低限、不満のない程度のリターンが得られる」とは思っているが。
臨場感を持たせるために個別企業の名前も登場させている。しかし、投資することを勧めるとは書いていない。僕自身が投資していないか、投資し損ねた企業も登場させている。本文でも、そう断っている。
何か疑問があれば、ホームページに記載したメールアドレスに連絡してもらえればありがたいです。怪しいメールでないかぎり、返答するのが礼儀だと思っていますので。
2024/12/25