今日の日経新聞の土曜版、「プラス1」を読んでいて笑った。前にバカ笑いした「ポイント賢者」のコラムにあった「プラチナカードの競争激化」である。なお、上のバカ笑いの「バカ」とは「バカにした」という意味なので、その点を断っておく。
今回のコラムの主な対象はドコモによるdカード・プラチナである。ドコモの利用料金に対してdポイントが初年度にたくさん付与されたり、dポイントの還元率が高かったりするようだ。
そんな特典だけで、年会費が3万円近くするプラチナカードに誰が加入するのだろうかとバカ笑いし、ついでにドコモ利用促進カードのことをブログで報告すべきだと思った。とはいえ、新聞記事だけで判断してはいけない。
あれっ、「・・だけで判断してはいけない」ってどこかで聞いたような。そう国営放送の「ヴィランの言い分」のセリフにあったような。
閑話休題、そこでdカード・プラチナのサイトに入り、調べてみた。知ったのは、実は少し意外な真実だった。何かといえば、11/25に書いたアメックス・ゴールドとの比較である。具体的には、アメックス・ゴールドのしょぼ高さがますます際立った。
dカード・プラチナの何がアメックス・ゴールドと比べていいのか。
1つ、年会費が安い。現時点でアメックス・ゴールド(正確にはゴールド・プリファード)は確か4万円近くする。なお僕のゴールドは古い型の商品なので(アメックスが仕方なしに続けているようで)3万円少しだったような。アメックスがゴールド・プリファードを新たに出したのは、要するに値上げである。日本円が安くなったので、アメックスとして苦肉の策で値上げしたのか。
2つ、僕が一番重視している(これまで何回も恩恵を受けてきた)海外旅行保険(携帯品損害保険など)の内容が優れている。一番大きいのは、海外旅行代金をdカード・プラチナで支払わなくても付保される。
3つ、カードはビザ(もしくはマスターもかな)なので、手数料の高いアメックスのようにカードでの支払いが拒否されないだろう。
4つ、dポイントが面倒な僕にとってそんなに魅力的ではないものの、カード利用に対するポイント還元率が1%である。アメックスは確か0.5%のポイントである。
ということで、dカード・プラチナに乗り換えようかなとも考えた。しかし「待て(イヌではないけど)」である。
今は初年度の特典につられてdカード・プラチナの申込みが多いようだが、次年度に大量の解約が発生し、それを受けて「儲からない」となってdカード・プラチナの特典が削られかねない。とくにアメックスのように、海外旅行保険の付保について、旅行代金のカード決済が条件になるかもしれない。とすれば、またまたカード乗り換えを強いられる。
まあ当面は様子見か。それにしてもプラチナが安くなったものだ。同時にアメックスでは金の暴騰に反してゴールドが暴落しているのか。もしかして「金の比率を低くする」贋金作りが始まったのかも。しょうもないことになった。
2024/12/28