絶対したくないことの1つに、スマホに電子マネーのアプリを入れることや、クレジットカード機能をもたせることがある。何故なのか。最大の理由は、分散投資の教えに反し、集中投資に近づくからである。
スマホをうっかり失った時にどうするのか。大変なことになる。だから、スマホが便利だとしても、それにすべてを託そうとは決して考えないはずなのだが。
海外旅行にツアーで参加し、旅行会社から届く案内や注意書きを読むと、「現金はいくつかに分けて持ちましょう」と書かれていることがある。財布を失った時、スリなどに遭った時、持参している現金の一部が助かるからである。
繰り返しになるが、スマホにすべての機能を入れてしまうと、つまりスマホにすべてを集中してしまうと、スマホを失った時、壊れた時にどうするのか。恐ろしい。業者の「あの手、この手」につられてはいけない。証券投資と同様、分散に徹するべきである。
しかも僕はスマホの電源を常時オンにしてはいない。普段はメールなどの特定の機能以外は使わないから、必要な時にオンにして十分である。普段はオフにしておくと、電源を節約できる利点も生じる。
ついでに書くと、スマホの電源をオンにしても、位置情報は通常オフである。位置情報をオンするのは山を含め、知らない場所を歩く時、写真を撮る時だけだろう。これらの時以外、位置情報をオンにして何か利点があるのだろうか。業者に個人的な行動や居場所を知られるのが落ちである。もちろん特定のアプリの利用で位置情報オンを求められ、それに従う場合はあるが。
戻ると、スマホの電源が入っていないから、そのスマホに電子マネーやクレジットカード機能を持たせてしまうと不便になる。ましてやスマホのアプリに貯まり、スマホでしか使えない、しかも付与率の低いポイントなんてクズに近い。
そんなポイントに力を入れている企業や銀行も「クズをお宝だ」と吹聴する詐欺師みたいなものかもと思えてしまう。ましてやそんな銀行に「分散投資、そのための投資信託」と言われても「何、それ」でしかない。
と、横道に逸れた。今はカードでタッチ決済できる。日本ではまだ普及の第一歩だが、海外では多くなっている。ギリシヤでさえ(失礼かな)タッチ決済だった記憶がある。日本がガラパゴス化するのかどうか(ガラパゴスみたいに良いものかどうかはさて置き)、しばらくはスマホやカードの使われ方の観察を続けたいと思う。
2025/01/04