川北英隆のブログ

尉ヶ峰へ

西気賀駅を降り、線路の北側の車道に出る。北側に改札がないから「どうしょう」なのだが、すでに切符はワンマンカーの運転手に渡してある。よく見るとプラットフォームの北側に出入口があるので、そこから出た。
出入口には、古いながらも尉ヶ峰(じょうがみね)への標識がある。ハイキングコースになっているようだ。線路の北側を500m近く歩き、分岐を表示にしたがって北へと折れる。後は道なりに北へ登っていく。その途中、左手に長い石段が見えた。地形図に神社に印のある赤砂利稲荷神社である。ついでだからと、石段を上って参拝した。拝殿の奥にお稲荷さんが祀られている。
神社の長い石段を半分ほど下りるとハイキングコースに戻れる。とはいえ下るのは癪なので、踏み跡をたどって神社の右手から上がってくるコースに出ることにした。しかしコースは稜線の下に付けられている。こちらは神社から稜線伝いの踏み跡をたどったため、結局はコースが稜線を越える箇所で合流した。
道は常緑広葉樹の多い林の中に、小さなピークを巻くように付けられている。途中の三角点ピーク(235.0m、点名は岩根)も巻いているので、そこには立ち寄った。ピークの少し西寄りに鞍部があるので、それを目指すことになる。かすかな踏み跡があるものの、鞍部へは少し急な登りだった。
三角点ピークから戻り、西北西に進む。浜見岩と呼ばれる浜名湖の展望ポイントを過ぎ、288mの独立標高点ピーク付近から北へ下ると舗装された車道に出たところ、駐車場やトイレがある。その先に尉ヶ峰の山頂付近が見えた。付近のハイキングコースは奥浜名自然歩道として整備されているそうだ。
登り口の表示にしたがい、鉄製の階段を登って尉ヶ峰に向かう。途中、稚児落しと呼ばれる岩場があり、鎖も設置されているが、大したことはない。岩場が嫌なら迂回路もある。
すぐに山頂(433m)だった。屋根のある休息所があり、そこから浜名湖を眺められる。三角点はなかった。実のところ、尉ヶ峰の北東側の小ピークに三角点(424.2m、点名は嬢ヶ峰)があるのを見落としてしまっていた。帰ってから気づいた。
写真は順に、車道に出た地点から見た尉ヶ峰、その山頂、山頂からの浜名湖である。
20250121尉ヶ峰を.jpg

20250121尉ヶ峰山頂.jpg

20250121尉ヶ峰からの浜名湖.jpg

2025/01/21


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