川北英隆のブログ

スリランカの山を歩く

ツアーに参加し、以前からのターゲットの1つだったスリランカの山を歩いてきた。山といっても、一般的なスリランカ観光にも組み込まれそうなコースを歩いただけである。もっとも、所が変わればいろいろと面白い。
コースの概要は次のとおりである。スリランカ内の移動はツアー専用車だった。
日本からだとスリランカに着くのは、日本を飛び立った日の夕方である。飛行場は首都コロンボの北、ネゴンボという町にある。涙のような、もしくは宝石のような形をしたセイロン島の南西部に位置している。
近くで1泊した後、北東に移動し、最初にピンナワラにある「象の孤児園」を見学した。政府が母親を亡くした象の保護をしている。孤児といっても、今は大きな象もいる。
その後、今回の旅行のメインの1つであるシギリヤを訪ね、そこで1泊した。シギリヤは箱型の岩の上に建てられた王宮跡で有名である。
翌日、スパイスガーデンに立ち寄りつつ、スリランカ中部の中心都市、キャンディに向かった。そのキャンディでいちばん有名なのは仏歯寺である。釈迦の犬歯が寺宝というか国の宝として祀られている。
仏歯寺を見学した後、紅茶農園と工場を見学し、キャンディの南にある高地の町、ヌワラエリヤに泊まった。翌朝、町の南に広がるホートン・プレインズ国立公園を半日歩くためである。
ホートン・プレインズを歩いてからは一度、ヌワラエリヤに戻り、ツアーの一番の目的であるアダムスピークに登るために、その北麓の町、ナラタニヤに向かった。
ナラタニヤのホテルでは夕食後に仮眠した後、真夜中に起きて登山開始である。アダムスピークは標高2238mのマッターホルン的な鋭鋒で、標高差1000mを登る。山頂には大きな寺院があり、そこには黄金に輝く釈迦の足跡が祀られていた。
地元の熱心な信者のほか、観光客も多く、山頂までコンクリートで固められた階段続きの道が大混雑している。急ながら山道とはほど遠く、日本でいう参道である。そんなアダムスピークでご来光を拝み、ホテルに戻った。
その後、ネゴンボの飛行場に向い、夜発の便で日本に戻る。着くのは翌朝である。
上の写真はシギリヤであり、岩の上に宮殿跡がある。下は真夜中にホテルから見たアダムスピークである。山腹に巻き付いたライトは参拝者のヘッドランプではなく、参道沿いの店や休息所の電球の光だった。
20250213シギリヤの岩.jpg

20250213アダムスピーク.jpg

2025/02/13


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