川北英隆のブログ

春ですね

早朝、東京から京都に移動した。すると丹沢が真っ白だった。南側から湿った空気が吹付け、木々に凍りついたようだ。丹沢だけではなく、琵琶湖周辺の低山も南側が霧氷になっていた。
山に気を取られつつ、車窓から景色を見ていると、落葉樹が春めいていた。梅の花が盛りに近くなっているだけではない。何故なのかと深呼吸し、頭を空っぽにしてみて分かった。
1つは太陽の光が高さを増し、木々に強く当たり始めたことである。春分までもう2週間弱、秋分の時期で言えば10月初旬の太陽に相当する。
もう1つは木々の芽吹きである。木の芽が若葉に向かって少し大きくなっている。それが真冬の頃との見え方の差を生み出している。落葉樹の姿がぼやっと見え始めたことになる。それがもう1週間も経つと、もやもやとした姿に変わっていくのだろう。
写真は丹沢の大山である。久しぶりに白い姿を見た。
写真には撮れなかったが、鋭鋒の続く愛鷹山も同じように白かった。その稜線の上に富士山の真っ白な山頂部があった。「真白き富士 峨々たる峰を 下に見て」というところか。
20250307白い丹沢大山.jpg

2025/03/07


トップへ戻る