現在加入している健康保険組合が今年度いっぱいで保険証を廃止し、マイナンバーカードに切り替える。僕として、後期高齢者になるまでの新年度の数ヶ月間、健康保険の手続きがどうなるのか不明だったこともあり、3月中に病院に行っておいた。
加入している健康保険組合から新年度に関して何の連絡もないので問い合わせたところ、近々、月割りの保険料徴収の連絡がいくとのことだった。「もっと早く連絡しろや」と思うのだが、健康保険組合に加入させてもらっているだけでありがたい。「よろしく」で終えた。
この確認の前、病院で診てもらっていた。1つは定期的な健康診断に近かった。
その会計で練習のためにマイナカードを提示した。大きな病院(日赤)なのにマイナカードの読み取り機が1台しかない。数歩横に動き、カードを読み取らせ、顔認証をして戻らないといけない。
そんなことで、よぼよぼの老人が対応可能なのか。すぐに対応できても、横への移動と顔認証に時間がかかる。会計が遅くなる。まあ診察を待つことと比べれば大したことがないのかもしれないが、時間のかかる病院通いに、さらに面倒なことが増える。そう考えれば、マイナカードは不便を1つ増やしただけと言えそうだ。
もう1つは個人病院というか診療所である。冬になると足に靴下の当たる箇所が痒くなる。夏は汗で同じような箇所が痒くなる。そこで皮膚科の診療所に行った。
受付でマイナカードを出したところ、「それでもいいのですが、普通の保険証はないですか」と聞かれた。念のために持参していたので、それを渡しつつ、「病院としてもマイナカードは面倒なんや」と思った。
「大山(泰山)鳴動して鼠一匹、保険証一枚」に近いマイナカード、何とか役立たないものか。
2025/03/17