菩提寺山から下り、次の目的地である日向山(にっこうやま)を目指す。国道1号線に併設された歩道まで戻るのは少し遠回りだし、芸がない。そこで野洲川の下流側に橋を探した。結果は、適当な橋が見つからなかった。
菩提寺山の西端近くに堰堤があり、その上に歩道があるものの、立入禁止だった。その下流部に高速道路がある。当然のように歩道は併設されていない。そのすぐ下流に地図では歩道らしきものが描かれているので、最後にそれに期待したのだが、パイプラインだった。パイプの上部には監視用の歩道が付けられているようだったが、やはり立ち入れない。
仕方ないので、橋探しの道すがら見つけた野蔵(のくら)神社に立ち寄った。タダでは起きないことにしたわけだ。それを成果に国道1号線まで戻った。1時間近くのロスだった。
石部側に戻り、国道1号線を西へと歩く。高速をくぐった先で南に折れ、旧東海道に入った。日向山の北麓でもある。
その山裾を西側に回り込むと六地蔵の村落になる。地名の由来となった六地蔵の中の1体を祀る地蔵院や、和中散(漢方薬)で財を成した大角家住宅などを見た後、村落の南東側にある日向山の登山口に向かった。日向山古墳と墓地があり、そのすぐ北側が登山用の駐車場である。
駐車場の奥に登山口があり、「日向山階段入口」の標識が立つ。日向山へはその階段というか石段を登る。721段あるそうだ。竹林の中を上がり、やがて雑木林になる。急な箇所を過ぎ、石段が緩やかになると山頂部に着く。
山頂は南北に長く、砦跡でもあったようだ。祠があり、その先の林の中に三角点(222.9m、点名は六地蔵)があった。三角点からの展望はないものの、祠に戻ると、その北側が展望台になっている。三上山とその手前に菜の花畑があった。
写真は順に、北側から見た日向山、日向山の山頂(林の中に三角点がある)、山頂からの三上山である。
2025/03/28