桜の開花につられつつ山に入った。西脇市の南、加東市の三草山である。せっかくの機会なので、その東にある西国三十三所の札所、播州清水寺にも寄った。最近は山をサボり気味だったので、三草山から播州清水寺までの歩きを遠く感じた。
どう行くのか。最初に三草山を登るつもりだったので、最寄り駅としてJR加古川線の滝野を目指した。帰りは清水寺からバスでJR福知山線の相野に出る予定にした。というのも寺から相野まで路線バス(神姫バス)がある。ただし1日1本のみ、14.50発である。
逆算して、できるだけ早く滝野に着きたいと思った。いつも使っている「宝塚、篠山口、谷川」のルートで加古川線に入ると10時近くになってしまうから、それでは遅い。そこで、阪急神戸線の新開地を経由し、神戸電鉄の粟生(あお)駅に出た。粟生でJR加古川線に乗り換えれば滝野は4駅目、8.43着になる。京都方面からはこれが早いだろう。
滝野から歩き続け、三草山と清水寺を訪ねることも考えたが、さすがに遠い。そこで滝野から三草山の西側の登山口のある山口までタクシーを使った。
山口の村落の南側に昭和池があり、そこから三草山に登れる。ハイキングコースである。天狗岩を経由して三草山(423.9m)に出た。下りは東側の畑に下りた。こちらもハイキングコースである。車があれば畑側から登るのが三草山への最短ルートである。
畑から清水寺は直線距離で5キロもないのだが、間に山があり、車道はそれを迂回して付けられている。グーグルマップで調べると13キロ近くある。その車道を歩き、寺の東麓に出た。そこに徒歩での参道がある。寺は御岳山(540m)の山頂に展開している。車で行くのなら有料道路経由で簡単なのだが。
参道を登り、お寺を拝観し、御岳山の山頂に達した。バス停は寺の北東側、有料道路の終点の駐車場にある。現在はそこが寺の玄関になっていて、仁王門が建っている。
バスの時間には間に合ったが、悠々でもなかった。車道歩きに疲れたというべきだろう。
写真、上は登山口の昭和池から見た三草山(中央左のピークが山頂)、下は清水寺の仁王門である。
2025/04/10